自剛天真流の作法

【始めの作法】

  正式には刀は初めから定位置に横たえてあり、そこに向かって前進して行ってとる。
しかし、ここでは普通の作法を以下に述べる。
左手にて刀を捧げて進み、立ち止まり、左膝を地に着きながら刀を身体の前に廻し、右手で柏葉の左あたりを握り、栗形が上にくるよう(刃が外側)左手をずらせながら床に横たえる。
  ※下げ緒は右手で1回だけしごくように揃えれば良い。
            正座

すぐそのまま両手を八の字型に前につき(中指の開きは3糎くらい)、一旦正面を見、それから顔が両手の甲にかぶさるように一礼する。

上体を起こすと正座にかえる。この時、両手は床からすぐさま両膝の上に引いて置く。
次に右手で上から鯉口と栗形との間を握り(親指は鍔にかける)、左手は右手と交叉して下から柏葉の左を握り、両手の交叉を解くようにして刀を一旦両膝の上にのせ、左手にて下げ緒を鍔元からしごいて(鐺の方まで)下げ緒と鞘を持ったまま左にもってきて、鐺を帯に当て、そのまま帯に差していく。

下げ緒は鞘と帯の間に垂らす。左手は鯉口を軽く握り、親指は鍔にかけ、右手は揃えてすぐさま右腿に伏せ、眼は正視する。


【動画編】
  1. 始めの礼その1  (サイズは約3.7MBです。)
  2. 始めの礼その2  (サイズは約3.7MBです。)
  3. 終わりの礼        (サイズは約4.5MBです。)